食と健康をコラムを通して考える

「身土不二」と残したい希少野菜

(2)出会った野菜・果物の顔と味

ハーブ・テイをフレッシュ(生)で 新着

  • ハーブ・テイフレンチ・レストランでのこと、食後にハーブテイを薦められた。使われたハーブは、フランス生まれのシェフが、ホテルの屋上で自分が選んだハーブを栽培していると言う
  • フランスのシェフが薦めたフレッシュ・ハーブ(生)の芳香と風味は、初めて味わう爽快感、フルコースの後口に相応しい奥深さに感動した。
  • 最近、運よくフレッシュ・ハーブのブレンド を紹介して頂き再会する事になった。
  • 栽培、しかも無農薬、各種の製品にして普及されているのは、山口県玖珂町に在る「企業組合・みんと村」で、ハーブの普及に情熱を傾けている女性企業家たちである。(写真:調合ハーブテイ)
  • ハーブ・テイ勿論、ドライにして袋詰めにされた製品も紹介された(写真:いやしの憩い茶)
  • ハーブ茶は今日、広く普及し近くのスーパーマーケットにも何種か売られている
  • ロンドンに滞在中にはしばしば専門店で見かけて試す事もあったが、いずれもドライ・ハーブである。
  • 最近の私のフレッシュ(生)への感動は何だろうか、五感でとらえて見たいと、この機会に、その魅力、健康な生活との関わりを追求してみたいとの動機が生まれた。

    良く知られたハーブ茶の種類

  • ハーブテイは、お茶又は薬湯とひとくくりしてハーブテイを意味しており、沸騰した水と多種の植物の花、葉、茎、根、果実を組み合わせたもので、使う個々の植物は長い民族の歴史の中で伝承された生活と文化が詰まっている。
  • 薬湯の伝承が残され、世界各地に伝承されているハーブ茶は民族の数以上に多い。それは伝承的にその地で育つ草木の中から、特に健康の為に良い植物を選び伝えられてきたからだ。
  • その起こりは、東洋では中国漢方の祖となっている「神農本草経」は今から4000-5000年前に起こり、1世紀頃に成立したと言われる。
  • インドのアーユルベーダ医学は、仏教以前の5000年前に起源があり、6世紀ころに医学として成立したと言はれ、今日もその医療と共に多くの薬草が使われている。
  • 一方で欧州では、ローマ時代に各地に拡大したカトリック時代の「修道院」が、ローマ帝国の衰退に続く混沌のなかで、西洋文明の遺産として守られ、修道院が伝承の中心となっていった。「修道院」では、ハーブの「セージ、ヘンルーダ、ウイキョウ、ミント、ポピー、タンジーなど」をその庭に植えて、日々の医療をたすけた。
  • ハーブ・テイこの度、みんと村の皆さんから、お茶にそえて「ハーブの花束」を頂いた(写真:ハーブの盛り花)。このイメージはまさに、欧州の僧院の庭から今朝摘んできた生け花に見えた。そして、欧州の古い僧院や修道院の庭先に育つ多様なハーブの印象がよみがえる。

    フレッシュ(生)の値打ちを探る

  • 肉料理にオレガノやタイム、魚料理にフェンネル、サラダにクレソンやフェンネル、スイ―ツにレモンバームやペパーミントなど、生活に身近になり、主な生のハーブ素材もスーパーの店頭でも手に入る。
  • また、料理の世界ではミックスの風味も伝統的に良く使われ、伝統のブーケ・ガルニ(タイム、マジョラム、パセリ、ベイなど)、インド風のガラム・マサラ(カルダモン、クミン、クローブ、メース、シナモンなど)など、相性の良さが使いこなされてきた。
  • 瓶詰のドライも良いが、フレッシュ(生)が料理のハーブの王道であろう。
  • さて、料理に使われるフレッシュハーブに比べ、ハーブテイのフレッシュ(生)は一般化していないようだ。ところが試してみると新鮮でかなり惹きつけられる。
  • 摘みたてのフレッシュ(生)ハーブは、生きて活動中の植物の成分、とりわけ芳香成分の精油類、酵素類、各種ビタミン、ミネラル、ポリフェノール、有機酸など亜種多様な、人の生命活動に有益な成分がそのまま含まれている。
  • 例えば、風味を決める芳香成分(精油類)は、乾燥や加熱で薄くなるに比べてダイレクトに保たれ、新鮮な感動を与えてくれる。
  • ハーブテイは、古い時代から、不安やストレスを緩和するといわれるが、嗅覚器官を通して神経を刺激し、更に神経を伝わって脳下垂体に届き、全身の分泌腺を調整して緊張緩和に働く事が解っている。そしてアロマセラピーに利用された。
  • そのフレッシュ(生)は味わう事でたやすく体感できるのが魅力である。
  • ただし、植物の分類は決して安易に判断しないように、確かな栽培者、供給者の中から、伝統的に使いこまれた確かな品種を使うに限る事、植物の中には有害な成分を含むものもあるので、注意してほしい。
  • 参考)
    1. レスリー・ケントン、ラッセル・クローニン共著、小林令子訳:
      「ジュースハイー週末は貴方を変える」青山出版社、1997年
    2. Richard Mabey: The Complete New Herbal, Flm Tree Books, 1988

    世界各地の一般的なハーブ茶

  • 欧州中央:アニス、レモンバーム、タンポポ、カモミール、ペパーミント、ローズヒップ、セージ、サルビア、セント・ジョーンズ・ワート、ラヴェンダー
  • 地中海沿岸:ア―テイチョーク、フェンネル、ケーパー、マウンテイン・テイ、タイム、バジル。
  • 中近東、アフリカ:ハイビスカス、カルダモン、ルイボス、
  • 北アメリカ、南アメリカ:エキナシア、ベルガモット、タヒーボ、マタ・デ・コカ、ステビア、パラグアイ茶
  • インド、東南アジア:ニーム、アマ茶、レモングラス、シナモン、
  • 中国、韓国:ウーロン茶、キク茶、高麗ニンジン、
  • 日本:どくだみ茶、くず湯、さくら湯、くわ茶、

    一般的に味が良く好まれているハーブテイ

  • 「みんと村のいやしの憩茶」は、リラックスブレンドとして、5種のハーブが選ばれている。次の5種のハーブのブレンドである。一服の爽快感を味わえる。
  • アップルミント、レモングラス、ペパーミント、レモンバーム、カモマイル
  • どのハーブも、それぞれ消化不良を助け、神経を鎮め、気分をリフレッシュするなど、何らかのカラダに良い働きは良く知られており、味も良くて飲みやすい。
  • ニューヨークでも、ロンドンも、ミュンヘンも、ミラノも、店先で見かける一般的なハーブは共通で、飲みやすく味が良い物が好まれている。
  • ハーブ・テイ欧米で一般的には、ペパーミント、ローズヒップ、ジャスミン、オレンジブロッサム、カモミール、フェンネル、ライム、ゴールデンロッド、ハイビスカス、レモングラスが好まれる。
  • 自分でも簡単に調合できる、自分の好みを見つけたい。プランターに植えるのもよかろう。専門店でうまく調合し、また便利なテーバックもある。(写真:山口県『みんと村』の調合によるフレッシュハーブテイ)

    フレッシュ(生)ハーブテイを作って飲む

  • 材料:生ハーブ:(先の写真:調合ハーブ)を1回(3ー4人)分の参考に乾燥ハーブ:各製品の指定による(小さじ1―2/1人分)
    (アップルミント、レモングラス、ペパーミント、レモンバーム、カモマイル)

    あとがき

    ハーブの素材、製品は山口県岩国市玖珂町の企業組合「みんと村」で生産され、開発された製品を使いました。 詳しい事は下記に問い合わせください。

    HP:http://www.k-farm.net/

    E-mail:info@k-farm.net